あべのハルカス美術館で行われているムーミン展(2020/7/4~2020/8/30)に先日行ってきました。
ムーミンファン歴は10年ほどになりますが、実はこのような催しには行った事がなく、今回が初参戦でした。
可愛いキャラクターに囲まれながらムーミンの世界に没頭する時間はもう最高で、このままムーミン屋敷に置いてもらえないだろうか・・・と思うくらい。
展示は、基本的にムーミンの事が何もわからなくても大丈夫な様になっています。
でも、ムーミン展をもっと楽しみたい!という方向けに、私が思った「事前に確認すると良いと思うこと」を3つまとめます!
事前に確認するべき3選

あべのハルカスYoutube
ムーミンって何?カバ?と思っているそこのあなた!
せっかくムーミン展に行くなら、公式Youtubeを確認してください!
動画では、ムーミン展の中身の紹介をチラッと行なっているのと、作者のトーベ・ヤンソン氏についてもざっくりと説明してくれています。
なので、ムーミン展の雰囲気を掴みたい人や、ムーミンの物語や作者について基本情報を知りたい人はこちらをチェックすると良いです!
ムーミンの小説とトーベ・ヤンソンについて
ムーミンの小説は全9巻あります。
ムーミン展では、この小説の表紙と挿絵の原画が見る事ができます。
そのため、小説の題名やあらすじを確認しておくと展示の内容もわかりやすいです。
この公式ページ、とても情報が充実しています。しかも纏まっていて見やすい!
公式には作者のトーベヤンソン氏の生い立ちや、ムーミンの歴史についても記載されています。
ムーミン展では、トーベが作品を生み出した環境や背景について説明されている部分があるので、作者について知っているとムーミン展の楽しさがグッと増します。
公式情報が結構詳しいので、これをしっかり読んでいくだけでなかなかのムーミン通になれるかも!
キャラクターについて
ムーミンは有名なので知らない人は少ないかと思いますが、実はムーミンに出てくるキャラクターは結構多いのです。
ムーミン展にはたくさんのキャラクターが出てきますが正直、
「えっ、これ誰・・・?」
っていうものもあります。笑
公式サイトにもキャラクター図鑑があるので、そこで一通り確認すると完璧です。
時間が無い方向けに、ムーミン展にも出てきた私のオススメキャラクターを紹介します。
行ってみた感想
私は今まで、ムーミンは楽しくて平和なイメージが強く、お花畑でメルヘンな世界だと思っていました。
ただ、ムーミンのことをよく知ると、可愛くて楽しいだけでは無いムーミンの魅力を知る事ができました。
画家としてのトーベ・ヤンソン
トーベは「ムーミンというお話しの作者!」としか思わなくないですか?
私は今まで、小説家や絵本作家という印象が強かったです。
ただ、トーベは芸術家の家庭に生まれ、本人も芸術の学校を出て絵で生計を立てる様な画家でした。
そのため、ペンの濃淡や細い線で独特の世界観を出すトーベの絵は、美術作品としての魅力もあります!
戦争とムーミン
お花が咲いていて心が豊かで、雲に乗れる世界が広がる平和なムーミン谷。
でも、そんなムーミンが誕生したのは戦時中でした。
1939年、戦争の冬のことです。仕事はぱたりといきづまり、絵をかこうとしてもしかたがないと感じていました。
『むかしむかし、あるところに』という出だしではじまる物語を書こうと思ったのも、むりのないことかもしれません。でも、王子さまや、王女さまや、小さな子どもたちを登場させることはやめて、そのかわりに、風刺まんがをかくときサインがわりにつかっていた、怒った顔をしたいきものを主人公にして、ムーミントロールという名前をつけました。
トーベ・ヤンソン 冨原眞弓訳
(講談社ムーミン童話全集『小さなトロールと大きな洪水』 作者序文より)
厳しい現実の中、あえて人間ではなく謎の生き物が過ごす世界を舞台に物語を書きたかったのでしょうか。
また、ムーミンはグッズなどでも怒った顔をしている事が多く、どうして可愛いキャラクターなのに怒っているのだろう?と不思議に思っていました。
でも、それは風刺漫画の時の名残のようです。
知った時は、なるほど!!と感動しました。
終わりに

可愛いだけではない、魅力たっぷりのムーミンの世界について知る事ができ、今回のムーミン展は私としては大満足でした!
暑い夏、涼しい美術館で可愛い世界を堪能してみては如何でしょうか。
ハルカスからの眺めも最高です・・・!
ではまた!
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