赤ちゃんが産まれた後、助産師さんが自宅に様子を見に来る「新生児訪問」というものがあります。
新生児とはいっても、大体生後1ヶ月前後〜3ヶ月までの赤ちゃんがいる家庭が対象です。
群馬県高崎市の場合は、母子手帳が発行されるときについてくる黄色い「おたんじょうはがき」を提出すると、後日電話がかかってきて訪問日程を決めていきます。
でも、産後で体調が悪い中、慣れない赤ちゃんのお世話で毎日疲弊しているのに、知らない人が自宅に来るなんて・・・なかなかしんどいイベントだなと思う人も多いのではないでしょうか。
「お茶出ししなきゃいけないのかな?」
「部屋汚いけどどうしよう・・・でも片付ける余裕もないよ(泣)」
「毎日パジャマで過ごしてるけど、訪問のためだけに着替えなきゃいけない?」
考えるだけで大変そうですよね。
実際に新生児訪問を終えた体験談をもとに
について解決します!
新生児訪問って何するの?
新生児訪問は、主に産後のお母さんと赤ちゃんのフォローが目的です。
産後のお母さんの体調を聞いたり、退院後の赤ちゃんの様子や、子育てで不安に感じていることの相談などができます。
具体的に、どのような話をしたのかをまとめていきます!
聞かれたこと
事前に質問用紙が配られて、それに記載して当日提出しました。
なので、その記載内容を深掘りする形でいろいろと聞かれました。
- 母乳を与える回数、ミルクの量と回数
- うんちの回数
- 今までに医師から言われたこと
- 育児で頼れる人はいるか
- 悩みはないか
特に、お母さんが産後うつになってしまわないようなフォローに力を入れている感じでした。
私は実家が遠く、実母に頼ることもできないため、助産師さんからは市の支援制度を強くお勧めされました。
親身に話を聞いてくれるので、不安なことがあれば相談してみた方が良いです。
してくれたこと
- 体重測定
- 哺乳量測定
- 授乳指導
- 育児の悩み相談
- 頼れる市の制度説明
助産師さんが体重計を持ってきて、赤ちゃんの体重を量ってくれました。
また、授乳前後で赤ちゃんの体重がどれだけ増えているかという「哺乳量測定」も行ってくれました。
母乳で育てているお母さんは、母乳だとどれくらい飲んでいるかわからないので、ちゃんと飲めているのか不安ですよね。
赤ちゃん用の体重計は2グラム〜5グラム単位での測定が可能なので、自宅の体重計では量れない正確な哺乳量の測定ができるので有り難かったです。
また、おっぱいの調子を診てくれたり、授乳方法の指導などをしてくれました。
私から聞いたこと
- かかりつけの小児科でおすすめの場所
- 母乳とミルクの量
- 発達について(目があまり合わない気がする)
まだかかりつけの小児科が決まっていない場合は、地域に詳しい助産師さんに相談してみると良いと思います。
生後2ヶ月から予防接種が始まり、病院によっては事前予約が必要なところもあるので、早めに小児科を決めておくと安心です。
また、まだ母乳育児が軌道に乗っていなかったので、今のままの授乳方法で良いのか、ミルクはどのくらい足したら良いのかなどの相談もしました。
あとは、発達面が不安で聞いてみました。
目が合うときと合わない時があり、自分では自信がなかったので、助産師さんにも確認してもらいました。笑
ちゃんと目が合ってるから問題ないよと言われて安心しました。
当日されたアドバイス
- 今後のミルクの量や母乳を与える時間・回数
- 授乳クッションを使わない授乳方法をマスターする
母乳やミルクの量について相談した内容について、助産師さんからアドバイスをいただきました。
また、今後お出かけした際にいつでもクッションがあるわけではないので、授乳クッションを使わない授乳方法にも慣れていくようにと言われ、これから練習していくことに。
お茶は出すの?
気になるお茶問題ですが、結論「出さなくても大丈夫」です!
私の場合は出しませんでした。
というか、出す暇がなかった・・・(おむつ替え中の訪問だったのでかなりバタバタしてしまった)
ゆっくりお茶しながら話すという感じではなく、赤ちゃんを着替えさせたり授乳したりと手が離せないことが多いので、お茶を出しても飲む暇もなさそうです。
ただ、長時間になる場合は自分も喉が乾くと思うので、そういう時に必要であれば出せば良いのかなと思います。
実際、産後の大変な中おもてなしする必要は無いですし、助産師さんもそこは十分わかっているので求めていない感じでした。
服装は部屋着で良いの?
服装も、部屋着で大丈夫です!パジャマでも良いです!
むしろ、授乳したりおっぱいの様子を確認したりするので、過ごしやすい格好の方が良いです。
自分がそうしたいという訳でないのなら、無理に着替えて化粧をして・・・とする必要は無いと感じました。
部屋が汚いんだけど・・・
こちらも、人が座れるスペースがあればオッケー!
我が家に来てくれた助産師さんは、ジョイントマットを敷いた床の上に座っていただきました。
助産師さんは紙に話したことなどを記載していましたが、それも床で書いてくれていました (^^;
赤ちゃんが快適に過ごせる程度の清潔感がある部屋であれば問題ないです。
実際、助産師さんからは
「ホコリで赤ちゃんは死なないから〜!最低限で良いのよ!」
と言われましたし、そこまで神経質になる必要は無いと思います。
自宅に訪問されると、意地悪な姑のように細かいところまで採点されるのか?!と身構えがちですが、全くそんなことはないので普段通りで大丈夫です。
こうしておけば良かった!
新生児訪問をもっと有意義にするために、こうしておけば良かったな〜と思うことがあります。
- 哺乳量測定をしてくれるから、事前に授乳しなければ良かった
- 事前に聞きたいことをもう少しまとめておけば良かった
私は助産師さんが来てくれる1時間前くらいに授乳してしまっていたので、いざ哺乳量を測定しようという時にあまり飲んでくれませんでした。
お腹を空かせた状態の方がたくさん飲んでくれますし、どのくらい飲むことができるのか正確に測定できるので、最後の授乳から3時間ほど空けておけば良かったなと思っています。
また、事前に聞きたいことをそれほど考えていなかったので、もっと普段から気になることをまとめておけば良かったなと思いました。
お医者さんでは無いですが、頭の形が気になるとか、湿疹が気になるとか、なんでも良いので話してみると、一緒に赤ちゃんをみてくれるので心強いです。(小児科に行った方が良いのかどうかもわかる)
新生児訪問を終えた感想
知らない人が家に来るというイベントにドキドキしましたが、フレンドリーな方でいろいろ聞けて非常に良かったです。
それに、普段は赤ちゃんと二人きり・・・なかなか他の大人と話す機会ってありませんよね。
久しぶりに大人の人とお話しできてリラックスできたなと思います。
初めての子育てで「これで良いのか?」と不安に思いながら毎日過ごしている訳ですが、助産師さんが
「赤ちゃん大きくなってるね!お母さんよく頑張ってる、偉いよ!」
と言ってくれるので、悩みながらも過ごした1ヶ月が間違ってなかったんだ!と評価された気がして嬉しかったりもしました。
産後の辛い時期に人が来るなんて・・・と思いますが、意外と楽しい時間になったので、良い機会だと思って不安なことをいろいろ相談してみましょう!(*˘︶˘*)
ではまた!