【1歳10か月】国内線ワンオペ膝上飛行機に挑戦した記録~やって良かった対策方法まとめ~

子育て

私の地元に帰るため、羽田→新千歳(約1.5時間)の飛行機に乗ることに。

夫は仕事があったし、私の身内関連の用事が多かったので、一人で子供を連れていくことに決めました。

節約のため、1歳10か月の子供を膝上エコノミー席で飛行機搭乗!

周りの人にとんでもない迷惑をかけたらどうしよう・・・

出費は大きいけど、子供用にもう1席買ったほうが良いのかな・・・

と、直前まで不安でいっぱい、無事に乗れる自信が全くないという状況でした。

ですが!!!案ずるより産むが易し。大きな癇癪もなく、奇跡的に終始おりこうさんで帰ってくることができました!!!

そんなことある!?と私が一番驚いていますが・・・笑

ただ、事前にできる限りの対策をして、いろんなシミュレーションを想定しました。今回は幸運にもほぼ想定通りの状況だったので、なんとか対応することができた感じです。

ネットで検索すると、なかなか約2歳児をワンオペ膝上エコノミーで飛行機に乗せている人はいなくて、みんな「もう1席買えば安心!!!」という意見ばかり。

1~2歳児を膝上で飛行機に乗せるなんて無謀なのかな、大人は私一人だし・・・もしかして非常識なの!?と不安になってしまいますよね。

ここで私が、ワンオペ膝上飛行機に挑戦しようとしているママの背中をぐぐぐっと押したいと思います。

少しでも成功率が上がるように、私が「これはやってて良かった」「こうすればもっと良かった」ということをご紹介しますね!

こんなパターンもあるのか~と気楽に眺めてみてください。

対策1:予約する座席の位置

座席を予約するときから戦いは始まっています。

ワンオペしやすい席があるので、計画的に予約しておきましょう!

【神席】足元が広いバルクヘッド席

ワンオペを簡単にする神席があります。それが「バルクヘッド席」

目の前が壁や仕切りになっていて、足元が広い席です。

今回私は予約ができませんでしたが、この席が空いているなら確保したほうが確実です。

何故かというと、前の席を蹴る心配が無いから!!

前の座席を蹴らないようずっと配慮するのはなかなかしんどいです。

離着陸時は荷物をすべて荷物入れに収納しなければならないのが難点ですが、座席前にシートポケットがあるので小さなものならそこに入れておけます。

また、この席はバシネットと呼ばれる赤ちゃん用ベッドを取り付けられる席です。(便にもよりますが)

乳児連れにも利用しやすい席です。

【通路側】立ち上がりやすく、手足が少しはみ出せる

通路側は何といっても、立ち上がりやすいのがメリット。

シートベルト着用サインが消えた後、もうグズグズが酷くて耐えられない!という時にはスッと立って、お手洗い近くのスペースなどに避難できます。

また、ワンオペだと絶対隣の人のスペースにはみ出せない!という緊張感がありますが、通路側だとそれが少しだけ緩和されます。

多少手足がはみ出てもそれが通路なら、隣の人に直接手足が当たるよりマシです。(もちろん人が通るときや、機内サービスが始まったときは全力阻止です)

今回は私も通路側の席を確保しました。

抱っこの向きを変える時など、隣に通路スペースがあることで窮屈さが少し和らぎました。

【窓側】外の様子で気を紛らわせやすい(2歳以上向け?)

窓の外への関心が強い場合は、あえて窓際の席もおススメです。

飛行中はもちろんですが、何気につらいのは離陸するまでと着陸後の時間・・・。

その間は立つこともできないし、グズグズだと座ってなだめなければならないので結構つらいです。

ですが、窓際だと窓の外の景色で気を紛らわせることができるので、その点はGOOD!

2歳くらいになると、外の景色への興味も強くなってくると思うので良いかもしれません。

うちの子も、窓の外を指さして「あっ!」と興味津々だったので、次回は窓際が良いかな~と思っています。

【穴場】子連れ席の後ろ

あとは、仲間の近くに座ることで精神的に安心できます。笑

大手航空会社は、乳幼児を連れた人の席は「赤ちゃん連れマーク」が表示されます。

ANAの乳幼児連れマーク

これで、予約の時にどの席に赤ちゃんが座ってるのかわかる!

他に乳幼児を連れた人がいるところの近く、特に後ろの席だと、多少安心感があります。

何故かというと、子供の泣き声などが一番響くのは子供の前の席。

前の席も子連れなら、子供の泣き声がうるさい!と文句を言われることも少ないでしょう。

むしろがんばれ~!みんなそうだよ~~!という仲間意識が芽生える・・・はず。

また、真後ろでなくとも近くの席を確保すると、他のご家庭の機内での過ごし方が見えて参考になったりもします。

子供としても、同じくらいの年の子が気になる様で、他の子が視界に入ることで気を紛らわせたりする様子もありました。(じ~~っとお友達を観察していました笑)

対策2:機内への持ち物

さてさて、絶対に忘れ物はできない大事な大事な持ち物編です。

ここはお子様の普段から好きな物によってだいぶ左右されるので、我が家のパターンを一例として紹介します。

(もう1か月くらいかけて脳内シミュレーションして厳選した持ち物たちです。笑)

【飲食物】ゼリー飲料・お菓子

耳抜きのために飲み物やお菓子があるとGOOD!ということはよく言われていますよね。

やはり確実に子の好物を持ち込みましょう。

我が家の場合はゼリー飲料でした!

\しなぷしゅが可愛い/

自分で勝手に飲んでくれるし、蓋もついてて飲み終わった後もベトベトせず衛生的だし、我が子にとっては最適解で3つくらい持ち込みました。(普段はそんなに飲んじゃNG!ですが、この時ばかりは特別です)

お菓子はゼリーを飲み物兼お菓子としたので他には無しでしたが、お子様の普段「これなら絶対食べる!」というものを少し多めに持ち込むと安心です。

あとは意外と、機内サービスのジュースがお気に入りでした。

今回はANAで、リンゴジュースをいただきましたが、蓋&ストロー付きでありがたかったです。

途中、ほぼ真逆にひっくり返す・・・!というハプニングがありましたが結構しっかりした蓋でこぼれませんでした(一瞬だったからかも)

ちなみに、機内サービスは親と子それぞれ飲み物をいただけるので、私たちもしっかり給水してゴールまで辿り着きましょう!

【おもちゃ】ぬいぐるみ・絵本・タブレット

今お子様が一番好きなおもちゃや絵本は何でしょう?

持ち込めるものであれば、できる限り持ち込むが吉!です。

我が子ははらぺこあおむしブームだったので、ポケット版の絵本を持ち込みました。

\厚くて丈夫なので持ち運びしやすい/

また、アンパンマンも好きなので、この日のために小さいぬいぐるみと仕掛け絵本も持ち込みました。

今回大成功だったのが、このアンパンマン絵本を「この時初めて与えた」ということです。

子供に秘密で買っておいて、機内で初めて見せました。

やはり珍しいからか、だいぶ集中して遊んでくれたので助かりました。

小さいぬいぐるみは、陰からひょっこり顔を出したり、顔を出す・・・と思わせて足を出したりして操作すると喜んでくれて、間が持ちます。

\アンパンマンのサイズ感がちょうど良い/

\当日に初めて見せたアンパンマンの仕掛け絵本/

余談ですが、息子は普段ディズニーのダッフィーが好きなのですが、大きいので今回は持ち込みませんでした。(アンパンマンはその身代わり)

今回、隣の列に座っていた同じくらいの子のご両親は、ダッフィー+アンパンマン(お揃い!)を武器としていました!すごく気が合いそう!笑

このくらいの子の定番なのでしょうか?その子は窓際席でしたが、おりこうさんに空の旅を楽しんでいました。

話を戻して。

最後に、最終手段として絶対持っておきたいのがタブレットもしくはスマホ)

復路の飛行機で、ダウンロードした「しなぷしゅ」(無音)を見ています

絵本やおもちゃでもう無理そう・・・となったら出してしまいましょう。

そして、YouTubeのプレミアム会員登録をしましょう。

1か月無料なので、私もこのために登録しました。

事前に動画をダウンロードすることで、オフラインでの再生ができます。なので、機内でもスッと動画が見られます。

機内Wifiが搭載されている飛行機も増えていますが、もう子がグズりそう・・・!というときにWifi接続の設定などしている場合ではありません。

これらの武器を揃えた上で、計画的に子に与えていきましょう。

私はタブレットは最終手段としていたので、ギリギリまで見せませんでした。(往路は見せず、復路は後半見せました)

もしこれでダメならもうダメ・・・と思っていたからです。笑

トランプの大富豪のように、ここぞ!というタイミングで良いカードが切っていきましょう。

ただし、機内では音が出せないので、無音でも集中して見てくれる動画を選ぶことが大事です。

【意外な物】安全のしおり

意外と気を逸らせたのが、座席のシートポケットに必ず入っている「安全のしおり」

非常時の出口の場所などが書いてあります。

飛行機や脱出用滑り台の絵を指差したり、安全のしおりをシートポケットに出し入れしたりして遊べました。

普段目にしない物だと逆に興味を示して、意外と良い子に遊んでくれるのかな?と思います。

ぐちゃぐちゃにしたり、食べたりしないようにだけ注意しながら、一緒に見てみるのも良いかもです!

対策3:周りへのフォロー

是非、離陸前と着陸後に、周りの人へ一言挨拶しておきましょう・・・!

隣の人と、できれば前の人に。

離陸前は「騒がしくしてしまったら申し訳ございません」

着陸後は「騒がしくて申し訳ございませんでした、ありがとうござました」

もし本当に騒がしくしてしまったとしても、一言あった方が周りの方も多少イライラが軽減されるのではないかと思います。

逆の立場でも、一言挨拶してもらえたら「自分のことを気にかけてくれているんだな」とプラスの気持ちになるかと。

少なくとも、挨拶しておいてマイナスになることはないかな〜と思うので、気前よく挨拶しておきましょう。

この一言、自分のメンタル的にもリラックスできますよ!

ワンオペだからこそ周りの人に声をかけて、少しでも自分が過ごしやすい空間・雰囲気を作っちゃいましょう!

博打な対策1:フライト時間の設定

「フライト前にたくさん遊ばせて、機内では寝かせるが子連れ飛行機ハック!」

という意見、よく聞きますよね。

それ、吉と出るか凶と出るかは運次第です。

機内は日常とかけ離れた異質な空間です。大きな音がするし、知らない人がたくさんいるし、揺れる。

疲れて寝たいのに眠れない!!となって逆にギャン泣きに繋がる恐れも。

我が家は、朝9時の便で、朝はかなり早起きでした。まだ眠くて機内で寝るかな?と期待しましたが、全く寝ず・・・。

空港に着いた時点で興奮してしまったようで、この日のお昼寝は予想より遅めでした。

フライト時間は「子供を遊ばせて疲れさせた後!」とかあまり考えすぎず、ちゃんと空港に到着できてその後の旅程の都合の良い便を選べば良いと思います。

子の機嫌を考えたところで賭けならば、都合の良い便利な便を選べば良いさ〜

もちろん、過去の経験等から「うちの子はこうすれば機内で寝る!」というのがあるのなら、その時間帯を選ぶのが最善ですが!

自宅から空港が遠い人はどのタイミングで寝かせるのか

ちょっと脱線しますが、どのタイミングで子供を昼寝させるかって難しいですよね。

そもそも自宅から空港が遠い人、到着空港から目的地が遠い人は、子供をどこで寝かせるか悩みませんか!?

我が家の場合は↓のような感じでした。

  • 自宅 → 空港(車)   約2時間
  • 飛行機内        約1.5時間
  • 空港 → 目的地(電車) 約1時間

車も飛行機も電車も全部寝てほしい!!笑

でもさすがにそれは無理なので、すごくすごく悩みました。

その結果、早朝5時前に家を出て、車内は確実に寝かせる方法をとりました。

でも車内では眠りも浅くなるだろうから、まだ眠くて飛行機でも寝てくれたら良いな・・・と思いつつ。

結果は、車→寝る&起きる半々、飛行機→大覚醒、電車→爆睡でした。何一つ思い通りじゃない!!笑

つまり何が言いたいかと言うと、

飛行機で子供を寝かせるスケジュールが組めない時もあるし、そもそも機内で子どもが寝るかどうかは賭け!!親の努力ではどうにもならない!!!

ということです。

最初からお昼寝時間を決めず、寝かせる時間&場所の候補を複数考えておくと良いと思います。

博打な対策2:優先搭乗の利用

お手伝いが必要な方が、一番最初に搭乗させてもらえる「優先搭乗」

乳幼児連れの場合も利用できますが、これも意外と博打です。

優先搭乗開始時刻、その時の我が子の様子を見て、ママの勘で判断しましょう。笑

メリット:CAさんを味方につけられる

最大のメリットは、CAさんと話すタイミングがあること。

「もし泣いて席を立つ時は、この辺に避難してきて大丈夫ですよ!」とか、「必要なものがあれば遠慮なく言ってください!」と、心強い言葉をかけてくれます。

ワンオペの身には、CAさんの優しさが沁み渡ります。

優先搭乗で余裕があるからこそ、CAさんと雑談するタイミングがあるのは強みです。ここでかなり緊張が和らぐ感じはあります。

デメリット:機内滞在時間が長くなる

ただし、機内の滞在時間が長くなるのはデメリットです。

今回のフライトでは、約20分滞在時間が増えました。

乗った時はご機嫌でも、この20分間のうちに機嫌が悪くなり、離陸直前にギャン!ということもあるかもしれません。(前回、生後11ヶ月の時がこれでした)

座席に座った後は、他のお客様たちが乗り込んでくるので、立ち歩くわけにもいかないし・・・

逆にギリギリ搭乗で、乗ったらすぐドアが閉まって飛行機が動き出す方が良い場合もあります。

※窓側席の場合はギリギリ搭乗は避けましょう(通路側の人に立ってもらったり逆に大変)

最後に:何やっても泣くときは泣く!どんと構えて!

今回できる限りの対策をしたわけですが、そうは言ってもダメな時はダメです。

どんなに頑張っても思い通りにいかないのが子供ですもんね…

最近は、子供の泣き声が不快だとか、泣き止ませられない親が悪いとか、ネガティブなことをたくさん言われがちです。

そういうこともあるのかもしれませんが、意外と周りの人は温かいです。

私は周りの人の協力のおかげで、なんとかなったな・・・という思いでいっぱい、感謝の気持ちでいっぱいです。

だから敢えて言います、泣いても大丈夫だよ!!!

みんな実は応援してくれてるよ!!!

あまり不安になりすぎず、どんと構えて行ってきてください。

飛行機の旅を通じて、帰ってくる頃には母子共に逞しくなっていることでしょう。笑

お子様との素敵な思い出ができますように。健闘を祈ります!

気をつけて行ってきてね。

ではまた!

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